Blog型メモ帳 Ver.2019.08.20

ダラダラとそこはかとなく。Webメモ帳。日記。内容無し駄文。Wired思考アーカイブ。(1999/1/7~)

32bit windows xpにおける4GBメモリの搭載について

結論として、4GBのメモリを有効に活用したい場合は64bitOSを使用するしかない。

基本情報として、WinXP32bit版は4GBのメモリを搭載しても0.5-1GB分のメモリがOS管理外領域として使用され、OSから使用できなくなる。

HPの参考資料。
http://h50146.www5.hp.com/lib/products/workstations/personal_ws/detailes/pdfs/RAM_alloc_WindowsXP_lmc-3.pdf
参考資料2
http://www.geocities.jp/hpt_user99/MemoryReclaiming.html
資料3
http://www.intel.co.jp/jp/support/motherboards/desktop/4gb_memory_issue.htm

ここでの注目点は、「グラフィックボードのメモリと同容量をOSは管理外領域として確保する」ことである。つまり、4GBのメモリを搭載するPCでも、512MBのメモリを搭載するグラフィックカードを搭載した場合、メインメモリから512MB分が使用されてOSから使えなくなってしまう。これを3枚挿しした場合、単純計算で1.5GBがOS管理外領域として使用されてしまう。

また、nVidiaの場合、TurboCacheという機能を有するものがあり、メインメモリを一定量確保し、グラフィックカードのメモリと連動させる事で、性能の向上を図るものがある。これにより、メモリのひっ迫がより顕著になる。回避手段としてこの機能をOFFにする手段があるが、当然動作保証外である。

4-Gigabyte Tuningという手段でユーザーモードカーネルモードに割り振られるメモリ領域を操作可能だが、安定動作が保証できず、利用には動作検証が必要である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/4-Gigabyte_Tuning
http://zlog.xrea.jp/2010/09/22/719/

MBにはメモリーマッピングという機能を備えているものもあり、それによりOS管理外領域に使用されるメモリを操作できるものもあるらしい。当該環境では未確認。
RAMDISK化する手段もあるようだが、今回の目的とは合わず。


その他資料
http://d.hatena.ne.jp/thk/20070307
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1143mem4g/mem4g.html