題名：君の名は
公開：2016年
ジャンル：SF恋愛もの？
評価点：80/100
一言感想：新海誠監督っぽいようなそうでないような・・・
普通に面白い。ヒットした理由がわかる。分かりやすいキャラクター、分かりやすいストーリーと後でわかる時間を絡めた伏線、学園モノ、シンクロする音楽、人格の入れ替わり・場所・時間を含めた男女のすれ違いと恋愛、そしていつもの映像美と何よりもスッキリとしたハッピーエンド。どれも普通以上のクオリティでよくできた映画でした。でも、ストーリーとして少し説明不足？な点（例えば瀧君の先輩への恋心が三葉に移っていく様とか）があるような気がして、もう少しそこを丁寧に描いてくれたらもっと楽しめたかもしれません。
あと、分かっててやっていると思うけど学生の浅知恵というか、爆破→防災無線ジャック、これは完璧な作戦でしょ、という流れ。視聴者からすればまあ、失敗するんだろうな、と思って観ていて案の定失敗する。そして瀧君が町長の親父を説得しに行って、何か案があるかと思えば感情に任せて彗星が落ちてくるから逃げろと言うだけ。そして最後は怒りに任せて親父に感情を爆発させる。観ていて何の捻りもないな、と残念に思ってみていたが、こうして文章を書いていると、逆に所詮高校生の子供のやる事だし、この程度のことしかできないんだよ、といったリアルな表現を追求していたのではないかという気になってきた（笑）深読みしすぎ？
あと、散々ネットで言われて荒れているようだけど彗星について
まったく専門的な知識が無いのに疑問に思ったこと
・地球に最接近した彗星大きすぎない？天を覆うばかりな大きさってことは彗星が巨大かすごい近いってこと？
・分裂して落ちてくるにしても速度、角度、時間がおかしくない？
速度は多分最低でも秒速50キロとかそんなもん？（ハレー彗星でそんなもんらしい）彗星は太陽に向かって落ちていくわけだから、コアが地球の引力に負けて分裂したとしても速度が早すぎるとそのまま太陽に向かって落ちていく気がする。あと、地球に落ちるにしても浅い角度になるから大気圏で燃え尽きるなり大気に弾かれて落ちてこないんじゃないかな？あと、落下時間。夏祭り中に落ちるってことは２－３時間以内くらい？映画観てる時は早すぎるだろうと思ったけど、今秒速50キロで計算してみると1時間で18万キロなので最短で落ちてこればいけるのか？これは。
・彗星の威力。落下地点に1-2kmのクレーターを作るくらいだと重量50トンが秒速５０キロでらっかするとTNT換算で15ktくらいなので地上爆発だとしても高校くらいの場所だと死ぬんじゃね？
まあ、細かいこと考えてもしょうがないよね、映画だし、アニメだし。楽しめればそれでいいと考えれば良い映画だと思います。
