古いWindows10のPCをアップデートするにあたり、ブートローダーがMBRで設定されていたPCのOSアップデートの記録。
端末をセットアップした人物が適当だったため、最初からUEFIでWindow10をインストールすればよかったものをLegacyモードでセットアップされていた。それでも1903までは自動アップデートがされていたが、そこからのアップデートでマイクロソフトがUEFIを必須としたためアップデートがされない問題が発生した。これに対処するため以下の作業を行った。
①Windows10の入ったドライブのブートセクタにあるMBRをGPTへ書き換える。MBRが破損していたので修復を行った。
③Windows10をアップデートする
①Windows10の入ったドライブのブートセクタにあるMBRをGPTへ書き換える
管理者権限度コマンドプロンプトで以下を実行する
>mbr2gpt /validate /disk: 0 /allowFullOS
(disk:0は実際のPCのドライブ構成によって変わる)
>mbr2gpt /convert /disk: 0 /allowFullOS
参考資料
WindowsのシステムドライブをMBRからGPTに変換する方法【データ保持も】 (itojisan.xyz)
これでコンバート完了かとおもったが、正常に終了することができなきなかった。調べるとMBRが破損しているようだ。
MBRを修復する方法
【2022版】Windows 7/8/8.1/10でMBRを修復する方法 (partitionwizard.jp)
メディアクリエーションツールをダウンロードしてUSBメモリからWindows10の修復ツールを起動した。
Windows 10 のダウンロード (microsoft.com)
修復ツールからコマンドプロンプトを選び、そこから以下のコマンドを実行してMBRの修復を行った。
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
最初何故か修復が失敗した。理由はわからない。いろいろ他の方法での修復を試みたが上手くいかず。ダメもとで同じことをもう一度行ったところ正常に修復が完了した。なぜ?
MBRが修復できたのでそのままその環境から以下を実行してMBRをGPTへ変更した。
>mbr2gpt /convert /disk: 0
英語でGPTへ正しく変更ができたとのメッセージが表示される。
GPTパーティションに変更できればあとはBIOS上から起動モードをUEFIに変更してWindowsupdateをして完了となる。
今回分かったこと
パーティション変更をお手軽に行えるツールが何種類か紹介されているがすべてゴミだった。いや、厳密には金を払えばいいのだが、記事の中でフリー機能だけで対応可能と書かれているのに実際にはその機能を使おうとすると有料版しか使えない、といったものばかりであった。3種類ほどツールを試してみたがすべてそのパターンで全く役に立たなかった。昔は有志がそういったツールを無料で公開してくれていたが時代は変わったということかな。頑張ってコマンドラインでやればいいんだけどね。