BIOS/UEFIの起動とBIOSアップデート時のソフトウェア動作について
①BIOSはシステム起動時に自らをメインメモリ上にコピーしている。BIOSシャドウという。理由は低速なBIOS ROMから高速なメインメモリに自らをコピーしてアクセス速度を上げるため。
②
BIOSアップデートはメインメモリ上に展開している
BIOSが、古い
BIOS-ROMを書き換える。よって、
BIOSアップデート完了直後は
BIOS-ROM>新しい
BIOS,メインメモリ上>古い
BIOSの状態である。よって、
BIOSアップデート後はシステムの電源を一度落としたほうがいい。これにより、新しい
BIOSをメインメモリ上にロードし直すことができる。ソフトウェアリセットのみだと、メインメモリ上の
BIOSは更新されず、古い
BIOSのまま起動してしまう可能性がある。
BIOSの設定を変更すると、その変更内容は
CMOSに保存され、内容は電池により保持される。
BIOS-ROMは起動時にデフォルトで起動し、変更分を
CMOSから参照して起動する。
④RTC(時計)について
BIOSは時計の時刻を参照して表示している。
BIOSの中に時計があるわけではない。
おまけ
2003年に廃刊になっているので15年以上前の情報だが、古いPCの調査をするときには役に立ちそう。過去の遺物HPだが見てると楽しい。昔はこんなに国内にパソコンメーカーがあったんだなぁ・・・と
これだけは知っておきたい
コンピュータの基礎知識
TRY!PC編集部