Blog型メモ帳 Ver.2019.08.20

ダラダラとそこはかとなく。Webメモ帳。日記。内容無し駄文。Wired思考アーカイブ。(1999/1/7~)

いわゆるPIO病について

いわゆるPIO病について
環境はWindows XP Professional SP3 日本語版
HDDはIDEモードで接続のSATAのHDD、ただ、AHCIで接続しても発生すると思われる。WD5000AAKX

あくまで自分の検証環境での話だが、一部でPIO病と言われているHDDの速度低下の原因は、FANなどの駆動部の振動が筐体を伝わりそれがHDDを揺らし、その結果HDDの読み書き速度が低下していることが分かった。

不具合発生の流れ
①HDDがFANなどの振動に晒される。
②HDDのヘッドが揺らされ、読み書きのリトライ回数が増えて速度が低下する。
③HDDへのアクセスのリトライが増えると、OSがHDDへのアクセス環境に問題があると判断する。エラーが合計6回に達すると、HDDとのデータ転送モードをDMAモードからPIOモードへ変更する。
④転送速度が遅くなる。(例:R/Wが100MB/sから4MB/sになってしまう。)

根本的な解決方法はHDDのマウント環境の見直しか、振動元への対策しかない。
ただ、設定による修正はPIOモードになってしまったデバイスの設定をDMAモードに戻してやり、レジストリからPIOモードに切り替わる条件を合計6回から連続6回に修正してやる事はできる。連続6回のエラーは相当劣悪な環境でしか発生しないと思われる。
参考サイト
http://inspiron1720.seesaa.net/article/56001181.html

PIO病がHDDへ伝わる振動により発生するとした根拠は以下の通り。
・FANなど駆動部を全部止めるとアクセス速度が元に戻る。
・HDDのみ筐体から外して動作確認するとアクセス速度が元に戻る。
・筐体にマウントしたHDDの取り付けネジを緩めるとアクセス速度が元に戻る。